2025年05月19日

ペロブスカイト実証

YKKが、ビル窓用の建材一体型太陽光発電(BIPV)の製品化に向け、技術開発を加速しており、3カ所目の実証実験を4月に開始し、内窓と外窓に設置したガラス型ペロブスカイト太陽電池で発電量の違いを計測し、異なる透過率やシリコン太陽電池との発電比較、垂直な窓と屋根上に設置した場合の違いなどもデータを解析。

実験風景

第1弾はビルの固定式窓のカーテンウォールを想定し、2026年度末の発売を目指していくようです。

実証実験は、羽田イノベーションシティ敷地内で約半年間行うのだそうで、内窓は外窓と比べ、施工やメンテナンスがしやすく、紫外線や雨風をしのげるというメリットがあり、さらには断熱性や遮音性も高い利点もあり、この実証を通じて「外窓型のニーズも探る」のようで、今後は課題である耐久性の確保やコスト調整を進め、停電時など非常時の電源活用も検討していきます。

BIPVの開発を関電工と共同で進め、実証は公開形式となっており、24年から25年に秋葉原駅前広場と札幌市で実施しており、トレーラーハウス型の実験場を用い、ビル群を想定した環境と積雪の条件下でデータを集積「ビル窓と太陽光発電の親和性は高い」とみており、今回の実証は、データ収集に特化するため非公開とし、実験項目を拡充し、実験場を2台に増やし、発電ガラスは2種類のサイズで内窓・外窓の各10枚で、発電ガラスと一般的な複層ガラスで透過率は0%と20%、40%、50%を用意し、南東側と北西側で計測していきます。

窓以外の実験環境として、バルコニー部を追加、ペロブスカイトの発電ガラス、実験場2台をつなぐデッキ部分にはm多結晶シリコンの発電ガラスを設置。屋根には単結晶シリコンの太陽電池モジュールを設置しています。

  
Posted by generac at 13:06Comments(0)ニュース